精選版 日本国語大辞典 「仮言」の意味・読み・例文・類語 かり‐ごと【仮言・仮事】 〘 名詞 〙 ( 「かりこと」とも ) うそのことば。人をだますことば。[初出の実例]「自船候はで一度ならずかり事のみおほせ候てふねふねにめされ候て」(出典:蒙古襲来絵詞(1293頃))「Caricoto(カリコト)〈訳〉主君、即ち、トノがあることを命じていると嘘を言う場合のような嘘」(出典:日葡辞書(1603‐04)) か‐げん【仮言】 〘 名詞 〙 論理学で、「もし」という仮定の条件をつけてなされる立言の形式。[初出の実例]「三、関係 Relation 〈略〉仮言(或は約結)(Hypothetical)丙若し丁ならば甲は乙なり」(出典:論理学(1916)〈速水滉〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例