任意調停(読み)ニンイチョウテイ(英語表記)voluntary mediation

デジタル大辞泉 「任意調停」の意味・読み・例文・類語

にんい‐ちょうてい〔‐テウテイ〕【任意調停】

労働争議の当事者双方の意思に基づき、労働委員会が行う調停。→強制調停

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精選版 日本国語大辞典 「任意調停」の意味・読み・例文・類語

にんい‐ちょうてい‥テウテイ【任意調停】

  1. 〘 名詞 〙 労働法上、当事者双方の合意に基づいて開始される調停。職権調停または強制調停に対していう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「任意調停」の意味・わかりやすい解説

任意調停
にんいちょうてい
voluntary mediation

労働争議について,当事者双方または労働協約に基づく一方からの申請により行われる調停のことで,強制調停に対するもの。労働関係調整法では労働委員会による調停委員会の調停 (同法 18条1~2号) と,当事者双方の合意による自主解決 (同法 28) の規定を設けて任意調停を原則としているが,国営企業地方公営企業については国営企業労働関係法 27条4~5号,地方公営企業労働関係法 14条4~5号によって強制調停が認められている。任意,強制とも調停案を作り勧告を行いうるだけで,法的強制力はない。

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