企業献金巡る最高裁判決

共同通信ニュース用語解説 「企業献金巡る最高裁判決」の解説

企業献金巡る最高裁判決

1970年6月、最高裁大法廷八幡製鉄(現日本製鉄)の自民党への献金を巡り「憲法上、公共福祉に反しない限り、会社といえども政治資金の寄付の自由を有する」との判決を出した。自民が企業・団体献金正当性を主張する根拠としている。ただ、93年に国会参考人として出席した元最高裁長官の岡原昌男おかはら・まさお氏は、献金を無制限に認めたわけではないと指摘した。判決は、弊害を防ぐ対策について「立法政策を待つべきだ」と政治に責任を負わせている。

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