日本歴史地名大系 「伏見九郷」の解説
伏見九郷
ふしみきゆうごう
伏見庄域に存在したとされる郷村の通称。一五世紀半ば頃までに成立したとされる伏見山近廻地図(宮内庁書陵部蔵)に「山村・舟津村・久米村・法安寺村・即成就院村・石井村・森村・北尾村・北内村」の九ヵ村の名が記されるが、「看聞御記」など室町期の史料で存在が確認できるのは一部村名が異なるが、「三木村・舟津村・山村・森村・石井村・野中村」の六ヵ村である。
これらの村には、例えば
伏見九郷の各村のおおよその位置と性格は、右の古絵図と「伏見鑑」によって、ほぼ以下のように推定できる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報