会計方針(読み)かいけいほうしん(英語表記)accounting policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「会計方針」の意味・わかりやすい解説

会計方針
かいけいほうしん
accounting policy

企業が実際に採用した会計処理や財務諸表の表示の方法。重要な会計方針は1ヵ所にまとめて注記することが要求されている。会計のいくつかの領域では,一つの事実について複数の代替的な取り扱い方法が認められており,採用する方法いかんによって利益額が異なってくるので,財務諸表の利用者が企業の採用した方法を前もって知っておくことが不可欠であることによる。注記が要求される項目としては,有価証券棚卸資産の評価基準と評価方法,固定資産減価償却方法引当金の計上基準などがある。

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会計用語キーワード辞典 「会計方針」の解説

会計方針

企業が損益計算書貸借対照表キャッシュ・フロー計算書を作成する基礎となる会計処理方法や表示方法のことを会計方針という。1つの会計事実において、複数の会計方針がある場合は経営者が会計方針を選択することができる。また、一度決めた会計方針を変更する場合は正当な理由がない限り、変更は不可。会計方針は企業財務に大きな影響を与えるため、開示することが義務づけられている。

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