似合(読み)ニアイ

デジタル大辞泉 「似合」の意味・読み・例文・類語

に‐あい〔‐あひ〕【似合(い)】

似合うこと。ふさわしいこと。「似合いカップル
[類語]ぴったり格好丁度適う適する合う沿うそぐう当てはまる適合する適当する合致する即応する

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精選版 日本国語大辞典 「似合」の意味・読み・例文・類語

にあわし・い にあはしい【似合】

〘形口〙 にあはし 〘形シク〙 (動詞「にあう(似合)」の形容詞化。「にやわしい」とも) 似合って見える。ふさわしい。相応している。につかわしい。
御伽草子・蛤の草紙(室町末)「あはれあはれにあはしきつまもがな」
狂言記二人大名(1660)「にあはしさうなやつがとをる、きゃつを供につれうとそんずる」
にあわし‐げ
〘形動〙
にあわし‐さ
〘名〙

に‐あ・う ‥あふ【似合】

〘自ワ五(ハ四)〙 (「にやう」とも) よく釣り合う。適合する。相応する。似つく。
源氏(1001‐14頃)東屋「御かたちども、いと清らににあひたり」
※虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初)「つれには似あはぬつれもある物じゃが、そなたとわれほど、にあふたつれはおりない」

に‐あい ‥あひ【似合】

〘名〙 (形動) (「にやい」とも) 似合うこと。ふさわしいこと。相応なこと。また、そのさま。似合わせ。〔文明本節用集(室町中)〕
仮名草子・悔草(1647)上「身も達者なる乞食のたぐひは、似合(ニアイ)所作有べきに」

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