デジタル大辞泉
「似我蜂」の意味・読み・例文・類語
じが‐ばち【似我蜂】
1 膜翅目ジガバチ科の昆虫。体長約2センチで体は黒色、膨らんだ腹の基部は赤色。地面に巣穴を掘り、ヨトウムシやシャクトリムシなどを狩って取り込み、これに産卵して幼虫のえさにする。翅を動かす音がジガジガと聞こえる。すがる。腰細蜂。《季 春》
2 ジガバチ科の昆虫の総称。体は中形で黒色、腹の付け根は細い。地中や竹筒に巣を作り、小昆虫を狩って幼虫のえさとする。ジガバチ・ツチスガリ・アナバチなど。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じが‐ばち【似我蜂・細腰蜂】
- 〘 名詞 〙
- ① ハチ(膜翅)目アナバチ科に属するヤマジガバチ、サトジガバチなどのハチの総称。体長約二センチメートルで雌の方が大きい。腹部の前半部は細く、後半部は太い。体色は黒色で光沢がある。雌は幼虫の餌シャクトリムシなどを捕えて地中の穴に貯え、産卵後、穴をふさぐ。獲物を運ぶとき羽音がじがじがと聞こえ、他の虫を自分の巣に入れて似我似我と言い聞かせて育てると考えたところから、この名がついたという。日本には三種が分布。こしぼそばち。すがる。じが。《 季語・春 》 〔和玉篇(15C後)〕
- [初出の実例]「似我蜂にならぬ子もなき彼岸哉〈沾徳〉」(出典:俳諧・類題発句集(1774)雑)
- ② アナバチ科に属するジガバチ類の総称。腹部前半が細いものが多い。土に穴を掘るヤマジガバチやサトジガバチのほか、室内に泥の巣を作るキゴシジガバチ、モンキジガバチ、竹筒などの小穴に営巣するルリジガバチなど種類が多い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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似我蜂 (ジガバチ)
学名:Ammophila infesta
動物。ジガバチ科の昆虫
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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