20世紀日本人名事典 「佐々木昂」の解説
佐々木 昂
ササキ タカシ
昭和期の民間教育運動の指導者
- 生年
- 明治39(1906)年10月30日
- 没年
- 昭和19(1944)年8月31日
- 出生地
- 秋田県
- 本名
- 佐々木 太一郎
- 学歴〔年〕
- 秋田師範〔大正15年〕卒
- 経歴
- 小学校教員となるが、昭和4年教員を辞め、上京。労働芸術家連盟に加入。5年帰郷し、成田忠久の北方教育社同人となり、教壇にも復帰。以後、東北6県にわたる北方性教育運動の中心的担い手の一人として活躍。9年北日本国語教育連盟の結成に参画。さらに「生活学校」の生活教育運動に関わり、生活教育・生活綴方教育運動の理論家、指導者として活躍、14年教育科学研究会に合流。15年職業紹介所少年係に転出、同年末弾圧を受け治安維持法違反容疑で検挙、起訴された。「佐々木昂著作集」(全1巻)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報