何等か(読み)ナンラカ

デジタル大辞泉 「何等か」の意味・読み・例文・類語

なんら‐か【何等か】

[副]
なにか。なにがしか。「何等か参考にはなるだろう」
いくらか。「何等か可能性はある」
[類語]多少少し少ない幾らか幾分ややなにがし大なり小なり多かれ少なかれ

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精選版 日本国語大辞典 「何等か」の意味・読み・例文・類語

なんら‐か【何等か】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「なんら(何等)」に副助詞「か」の付いてできたもの。多く「なんらかの」の形で用いられる )
  2. はっきり指定できないことを表わす。なにがし。
    1. [初出の実例]「此の山下なる隆具の野に三基の古墳ありや又、之に関する何等かの物語りあるを知るや」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
  3. あまり十分ではないがある程度はあることを表わす。いささか。いくらか。
    1. [初出の実例]「もしモダン・ボオイが現代女性に対して色男であるならば彼らは何らかの程度でスポオツマンライクでなければならない」(出典:モダンガアルの研究(1927)〈片岡鉄兵〉モダン・ボオイの研究)

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