幾らか(読み)イクラカ

デジタル大辞泉 「幾らか」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幾らか」の意味・読み・例文・類語

いくら‐か【幾か】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 すこし。多少。いくぶん。数、量、程度などの少ないこと。
    1. [初出の実例]「多少 一故頼介 イクラカ」(出典:日本国考略(1523)寄語略)
    2. 「懐中より金子若干(イクラカ)を取出し」(出典怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉九)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 すこしばかり。いくぶんか。多少。
    1. [初出の実例]「むかしゆかりの人々より多少(イクラカ)資本(もと)を借うけつつ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android