幾らか(読み)イクラカ

デジタル大辞泉 「幾らか」の意味・読み・例文・類語

いくら‐か【幾らか】

[名]あまり多くない数量。いくぶんか。少し。「収入幾らかを貯金する」
[副]数量・程度があまり多くないさま。多少。「きのうより幾らか気分がよくなった」
[類語]少ない少し少しく少少ちょっとちょいとちとちっとちょっぴりいささかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三少数少量僅僅きんきんわずか数えるほどたったただたかだかしばらくなけなし低い手薄少なめ内輪軽少軽微微弱微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちび一つまみ一握り一抹一息紙一重すずめの涙鼻の差残り少ないちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口ささやか寸毫すんごうプチほのかささやか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる心ばかりしるしばかり形ばかり

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精選版 日本国語大辞典 「幾らか」の意味・読み・例文・類語

いくら‐か【幾か】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 すこし。多少。いくぶん。数、量、程度などの少ないこと。
    1. [初出の実例]「多少 一故頼介 イクラカ」(出典:日本国考略(1523)寄語略)
    2. 「懐中より金子若干(イクラカ)を取出し」(出典怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉九)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 すこしばかり。いくぶんか。多少。
    1. [初出の実例]「むかしゆかりの人々より多少(イクラカ)資本(もと)を借うけつつ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四)

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