余年(読み)ヨネン

デジタル大辞泉 「余年」の意味・読み・例文・類語

よ‐ねん【余年】

残りの寿命余命余生
平安に―を送りしが」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「余年」の意味・読み・例文・類語

よ‐ねん【余年】

  1. 〘 名詞 〙 残りの寿命。余生。余命。残年
    1. [初出の実例]「此是区々之尺土、足老母之余年」(出典菅家文草(900頃)一〇・為大学助教善淵朝臣永貞、請解官侍母表)
    2. [その他の文献]〔石崇‐思帰歎〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「余年」の読み・字形・画数・意味

【余年】よねん

残年。〔後漢書、班超伝〕(班昭の上書)妾竊(ひそ)かに聞く、古(いにしへ)十五にして兵を受け、六十にして之れをす。亦た休息してに任ぜざるりと。~超の餘年に、一たび生することを得て、復(ま)た闕(けつてい)(御所の庭、御所)を見んことを(もと)む。

字通「余」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android