侍人(読み)サブライビト

精選版 日本国語大辞典 「侍人」の意味・読み・例文・類語

じ‐じん【侍人】

  1. 〘 名詞 〙 君主のそば近く仕える人。近侍の臣。おそばづき。侍臣
    1. [初出の実例]「弟江沼臣族牛麻呂、年肆拾、正丁、侍人、左目用尾疵」(出典:正倉院文書‐天平一二年(740)越前国江沼郡山背郷計帳)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公二五年〕

さぶらい‐びとさぶらひ‥【侍人】

  1. 〘 名詞 〙 主君のおそばに仕える人。さぶらい。
    1. [初出の実例]「歌(うたよみ)して侍者(サフラヒヒト)に問て曰(のたま)はく」(出典日本書紀(720)景行四〇年一〇月(北野本南北朝期訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「侍人」の読み・字形・画数・意味

【侍人】じじん

貴人の側に仕える人。〔孟子、万章上〕問うて曰く、或ひと謂ふ、孔子は衞に於て癰疽(ようそ)(瘍医)をとし(その家に宿り)、齊に於ては侍人瘠(せきくわん)をとすと。(こ)れりやと。

字通「侍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android