デジタル大辞泉 「内供奉」の意味・読み・例文・類語 ない‐ぐぶ【内供奉】 宮中の内道場に奉仕し、御斎会ごさいえのときに読師どくしを、または天皇の夜居よいを勤めた僧職。十禅師の兼職で、諸国より高僧が選抜された。内供。供奉。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「内供奉」の意味・読み・例文・類語 ない‐ぐぶ【内供奉】 〘 名詞 〙 宮中の内道場に奉仕し、毎年御斎会(ごさいえ)が行なわれる時に読師(どくし)などの役をつとめ、国家鎮護の任を負った僧。十禅師の兼職で、諸国より浄行の高僧が選抜された。十禅師。内供十禅師。内供奉十禅師。内供。[初出の実例]「聖道者〈略〉内供奉」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内供奉」の意味・わかりやすい解説 内供奉ないくぶ 宮中の内道場で供奉し読師の役などをつとめる僧。中国,唐代の至徳1 (756) 年元皎が初めてなったといわれる。日本では宝亀2 (771) 年 10人の比丘が朝廷から選ばれ十禅師と呼ばれたが,翌年,初めて内供奉の職がおかれたとき,兼職したので内供奉十禅師の名称がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by