係属(読み)ケイゾク

デジタル大辞泉 「係属」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぞく【係属/×繋属】

[名](スル)
ある事が他の事に関係していること。
およそ人の行為は、後事あい―する長久くさり端首とならざるものなし」〈中村訳・西国立志編
訴訟法上の用語で、訴訟特定裁判所で取り扱い中であること。
[類語]系列脈絡系統シリーズ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「係属」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぞく【係属・繋属】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある物に付いてつながること。ある関係によってつながること。また、ある物に付けてつなげること。
    1. [初出の実例]「是以繋属結縁之因、将当来得脱之業」(出典:醍醐寺雑事記‐慶延記・九・長寛二年(1164)九月二二日)
    2. 「凡そ人の行為は、後事相ひ繋属(〈注〉ツナガリツヅク)する長久の鏈(〈注〉くさり)の端首とならざるものなし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    3. [その他の文献]〔易経疏‐繋辞上〕
  3. 訴訟法上の語で、訴訟事件が、現在裁判所で取り扱い中であること。訴訟係属。〔刑事訴訟法(1948)〕

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普及版 字通 「係属」の読み・字形・画数・意味

【係属】けいぞく

帰属。

字通「係」の項目を見る

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