俊爽(読み)しゅんそう

精選版 日本国語大辞典 「俊爽」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐そう‥サウ【俊爽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ )
  2. 才知がすぐれて人品が高いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「容貌俊爽(シュンサウ)威ありて猛ならず」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉六五)
    2. [その他の文献]〔晉書‐裴楷伝〕
  3. 気分風物などがすぐれてさわやかなこと。俊敏でさっそうとしていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「一豊乃騎而入京。風骨俊爽奮鬣一嘶」(出典:近古史談(1864)一)
    2. 「鳥屋の店頭で、駒鳥を見て、その俊爽たる恰好が気に入ったので、駒鳥、ルリ、想思鳥と三羽買った」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和八年(1933)五月)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐巫山詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「俊爽」の読み・字形・画数・意味

【俊爽】しゆんそう(さう)

容姿風格がすぐれる。〔梁書、武帝紀上〕學を招く。高、沈・謝・王融~等と竝びぶ。~(王)融俊爽、鑒(しきかん)人にぎ、尤も高異せらる。(つね)に親しむに謂ひて曰く、天下を宰制するは、必ず此の人に在らんと。

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