駒鳥(読み)コマドリ

デジタル大辞泉 「駒鳥」の意味・読み・例文・類語

こま‐どり【駒鳥】

ヒタキ科コマドリ属の鳥。全長14センチくらい。上面赤褐色腹部白っぽい。ヒンカラカラカラとさえずる声が馬のいななきに似る。日本では夏鳥として渡来山地の森で繁殖し、冬、中国南部に渡る。 夏》「―や崖をしたたる露の色/楸邨
ヨーロッパコマドリのこと。→ロビン

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精選版 日本国語大辞典 「駒鳥」の意味・読み・例文・類語

こま‐どり【駒鳥】

  1. 〘 名詞 〙 ツグミ科の小鳥。全長約一四センチメートルで、スズメとほぼ同じ。雄は背面が暗赤褐色、頭と上胸が美しい橙赤(とうせき)色で、その下端に黒色横帯があり、白色の腹部と区切られる。雌は赤みが少なく、全体に暗赤褐色。ヒンカラカラと鳴く声が馬のいななきに似ていることからこの名がある。姿、鳴き声がよいので昔から三名鳥の一つとされ、飼い鳥にされる。日本全土に夏鳥として渡来し、亜高山帯森林にすみ、渓流の岸などに巣をつくる。こま。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「こまとりまいる、ぬし者はしらす」(出典:御湯殿上日記‐文明一二年(1480)五月一四日)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「駒鳥」の解説

駒鳥 (コマドリ)

学名Erithacus akahige
動物。ヒタキ科の渡り鳥

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