デジタル大辞泉 「俗書」の意味・読み・例文・類語 ぞく‐しょ【俗書】 1 低俗な書物。2 気品に欠ける書風。俗筆。3 仏典以外の書物。外典げてん。「毛詩、論語、漢書、文選もんぜん等の―を読むに」〈今昔・一一・一二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「俗書」の意味・読み・例文・類語 ぞく‐しょ【俗書】 〘 名詞 〙① 仏典に対してそれ以外の書物をいう。俗典。外典(げてん)。[初出の実例]「十歳と云ふに、毛詩・論語・漢書・文選等の俗書を読に」(出典:今昔物語集(1120頃か)一一)② 卑俗な書物。低級な書物。学問的でない書物。[初出の実例]「これらの俗書を手にふれん者、文字のつづき。句読のしな。豈、わきまへしらんや」(出典:評判記・満散利久佐(1656)序)③ 下品な筆蹟。風雅でない書風。俗筆。〔韓愈‐石鼓歌〕④ 漢文に対する和文。通俗の文章。[初出の実例]「ちと料簡有レ之まづまづ俗書を以て得二貴意一候」(出典:蛻巖先生答問書(1751‐64か)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例