信欣三(読み)シン キンゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「信欣三」の解説

信 欣三
シン キンゾウ


職業
俳優

本名
金蔵

別名
別名=信 欽三

生年月日
明治43年 7月9日

出生地
東京市(東京都)

学歴
東京府立一商卒

経歴
左翼劇場を経て、昭和9年新協劇団の旗揚げに参加、「夜明け前」など主な舞台にほとんど出演。15年弾圧による解散後、17年宇野重吉らと瑞穂劇団を結成、農山村巡演戦後俳優座に入り、「火山灰地」「田宮のイメージ」に出演。29年退団、30年民芸に加入、「愛は死をこえて」「オットーと呼ばれる日本人」「アンネの日記」などに出演。41年民芸を退団、フリーを経て俳優座に所属。◆映画、テレビにも数多く出演し、細やかで深い人間味をたたえた演技を示すバイプレイヤーとして貴重な存在だった。戦後の代表作に「我が恋は燃えぬ」(24年)、「きけわだつみの声」(25年)、「あやに愛しき」(31年)、「帝銀事件・死刑囚」(39年)、「忍ぶ川」(47年)、「日本の熱い日々 謀殺下山事件」(56年)など。

没年月日
昭和63年 12月26日 (1988年)

伝記
4人でしゃべった 小沢 栄太郎,松本 克平,嵯峨 善兵,信 欣三 著(発行元 早川書房 ’87発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「信欣三」の解説

信 欣三
シン キンゾウ

昭和期の俳優



生年
明治43(1910)年7月9日

没年
昭和63(1988)年12月26日

出生地
東京

本名
信 金蔵

別名
別名=信 欽三

学歴〔年〕
東京府立一商卒

経歴
戦前は左翼劇場、新協劇団、瑞穂劇団で、戦後は俳優座、民芸で活躍し、のちフリー。代表作は「火山灰地」「田宮のイメージ」など。映画、テレビにも数多く出演し、細やかで深い人間味をたたえた演技を示すバイプレイヤーとして貴重な存在だった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android