デジタル大辞泉 「借換債」の意味・読み・例文・類語 かりかえ‐さい〔かりかへ‐〕【借換債】 1 ⇒借換かりかえ公債2 普通国債の償還額の一部を借り換える資金を調達するために発行される国債。国債整理基金特別会計において発行され、その歳入の一部となる。国会の議決を経て定められた限度額内で、会計年度を越え前倒ししての発行が認められている。借換国債。 しゃっかん‐さい〔シヤククワン‐〕【借換債】 《「かりかえさい」とも》⇒借換かりかえ公債 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「借換債」の意味・読み・例文・類語 かりかえ‐さいかりかへ‥【借換債】 〘 名詞 〙 満期がきた既発行の公社債の償還にあてる財源の調達や、利率など条件の異なる公社債への転換のために、新しく発行される公社債。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「借換債」の解説 借換(かりかえ)債 満期がきても償還せずに、再び借り換えるために発行される公債。建設国債は、発行から60年かけて償還するという原則があるため、5年あるいは10年満期の建設国債を起債し、満期になったら5/60あるいは10/60を償還して、残りの部分を借り換える。その際発行されるのが借換債である。しかし昭和60(1985)年度以降、赤字国債の大量償還が始まったのに際して、それまで現金償還を原則としていた赤字国債でも借換債を発行することになった。平成19(2007)年度の国債発行計画では、建設国債および赤字国債の発行額が前年度より4兆5410億円減の25兆4320億円であるのに対し、借換債の発行額は8兆4561億円減の99兆8060億円となっている。また昭和60年度以降、国債の円滑な償還および借り換えのために、償還期間が1年以下の借換債である割引短期国債が発行されている。 (神野直彦 東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by