偏り(読み)カタヨリ(その他表記)measurement bias

デジタル大辞泉 「偏り」の意味・読み・例文・類語

かた‐より【偏り/片寄り】

かたよること。「栄養に―のないようにする」
光などの横波振動が、その伝わる方向に垂直な方向のうち、ある方向にだけ特に著しい現象。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「偏り」の意味・わかりやすい解説

偏り
かたより
measurement bias

系統測定誤差特定原因があって生じ、真の値との差に方向性のある誤差)の推定値。従来誤差論では、測定における誤差を、何らかのつきとめうる原因に基づき系統的に一方向にずれる成分の「偏り」と、偶然的に分布する成分の「ばらつき」に分けていた。1993年に文書化された「測定不確かさ評価手法」では、偏りがあれば、それを補正した後の総合的な測定結果のばらつきを「不確かさ」として評価することを推奨している。しかし、場合によってはこの偏りも含めて総合的に合成する手法もありうる。

 測定不確かさ評価の手法では、ばらつきの成分を系統的なものと偶然的なものに区別することなく、種々の要因ごとのばらつきを求めて、それらを総合的に合成し、一定信頼水準を示して表現することを推奨している。

[今井秀孝]

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