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停留精巣(停留睾丸) ていりゅうせいそうていりゅうこうがんUndescended Testis

家庭医学館の解説

ていりゅうせいそうていりゅうこうがん【停留精巣(停留睾丸) Undescended Testis】

[どんな病気か]
 精巣(睾丸)は、胎児(たいじ)のはじめには腹腔(ふくくう)にありますが、成長するにつれて下降し、出生時には陰嚢(いんのう)内部に固定されます。
 この正常な下降がなんらかの原因で障害され、陰嚢内まで完全に下降していない状態を、停留精巣といいます。
 精巣の停留部位により、つぎのように分類します。
1度 鼠径管(そけいかん)の外に出ていて、陰嚢の近くまで下降しているもの。
2度 鼠径管の中にあるが、圧迫により外鼠径輪(がいそけいりん)から出るもの。
3度 鼠径管の中に常にあって、圧迫しても外鼠径輪から出ないもの。
4度 腹腔内にあるもの。
 停留精巣の約80%は片側で、両側におこるのは約20%です。未熟児では両側性停留精巣が多くみられますが、大部分は自然下降します。停留精巣をおとなになるまで放置すると、がんなどの精巣腫瘍(せいそうしゅよう)がおこる危険があります。
[症状]
 精巣を正常に陰嚢に下降させるのに役立つ精巣導帯(せいそうどうたい)は、陰嚢底部についていますが、停留精巣の多くは、この精巣導帯が陰嚢底部についていないためにおこります。
 陰嚢内に精巣を触れないこと以外に症状はありません。定期健診でも見逃されることがありますので、一度は触れて調べておくとよいでしょう。
 精巣は、陰嚢内に下降していないと、胚細胞(はいさいぼう)の変化が6~12か月で始まります。したがって自然下降がみられないときは、6~18か月で手術を受けるべきです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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