百科事典マイペディア 「元【しん】」の意味・わかりやすい解説 元【しん】【げんしん】 中国,中唐の詩人。字は微之。806年に進士。親友の白居易との間にかわされた多くの詩が残る。流行の伝奇小説の発想に影響された恋愛詩を作り,〈元和体(げんなたい)〉の代表者。自身の体験をもとに書いた伝奇小説《鶯鶯伝(おうおうでん)》は元曲の傑作《西廂記》の基となった。→関連項目楽府|諸宮調|千載佳句 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報