先考(読み)センコウ

精選版 日本国語大辞典 「先考」の意味・読み・例文・類語

せん‐こう‥カウ【先考】

  1. 〘 名詞 〙 死亡した父。亡父。先君先君子
    1. [初出の実例]「於穆我先考、独悟闡芳縁」(出典懐風藻(751)和藤江守詠裨叡山先考之旧禅処柳樹之作〈麻田陽春〉)
    2. 「肥後の士宮原宗清は先考の門人なり」(出典:随筆・秉燭譚(1729)一)
    3. [その他の文献]〔張九齢‐追贈祭文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「先考」の読み・字形・画数・意味

【先考】せんこう(かう)

亡父。また、先君。唐・張九齢〔追贈祭文〕子九齡、んで弟某等をはし、んで脯(かいほ)庶羞(しよしう)の(てん)を以て、敢て昭らかに先考先妣の靈にぐ。

字通「先」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android