公害用語としてのオキシダントと同義.汚染大気の光化学反応で生じる酸化性物質の総称.公害用語としてのオキシダントは光化学オキシダントを示し,そのほとんどが,オゾン O3,二酸化窒素NO2,アセトアルデヒド,硝酸ペルオキシアセチル(PAN:peroxyacetyl nitrate,CH3COOONO2),そのほかの有機過酸化物などである.自動車の排気ガスや工場の焼却炉などから排出される窒素酸化物(NOx)と炭化水素類(気体状有機化合物を含む)が,太陽光線(紫外線)により複雑な光化学反応を起こして生成する.大気中の光化学オキシダント濃度は,夏季の日ざしが強く,風の弱い日中に高くなり,人体の目や気管支などを刺激し,植物に対しても被害を与える.光化学オキシダントなどを含む大気中のスモッグを光化学スモッグとよんでいる.環境基準では,オキシダントのうち,二酸化窒素を除いたものを光化学オキシダントと定義し,その濃度の1 h 平均値は0.06 ppm 以下と定められており,基準値を超えると注意報(0.12 ppm 以上),警報(0.24 ppm 以上),重大緊急警報(0.40 ppm 以上)が発令される.オキシダントの定量は,中性ヨウ化カリウム溶液に試料空気を通じたときに遊離するヨウ素量を,吸光度(365 nm 付近)で測定する.オゾンの場合は,
O3 + 2KI + H2O → O2 + 2KOH + I2
の化学式で示される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…光化学オキシダントともいう。光化学反応によって大気中に生成されるガス状物質のうち,二酸化窒素を除いた酸化性物質の総称。…
※「光化学オキシダント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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