PAN(読み)パン

デジタル大辞泉 「PAN」の意味・読み・例文・類語

パン【PAN】[personal area network]

personal area networkパソコン周辺機器を接続するネットワークブルートゥースなどがある。
[補説]ネットワークを通信距離で分類すると、距離が近いものから、PAN、LANMANWANとなる。

パン【PAN】[peroxyacetyl nitrate]

peroxyacetyl nitrate硝酸しょうさん過酸化アセチル。光化学スモッグのとき発生するオキシダント一種

ピー‐エー‐エヌ【PAN】[Pesticide Action Network International]

Pesticide Action Network International》国際農薬行動ネットワーク。開発途上国多国籍企業が有害な農薬を輸出することに反対して、各国消費者団体が集まり互いに危険な農薬について情報を交換するために作られた組織。1982年設立。

ピー‐エー‐エヌ【PAN】[polyacrylonitrile]

polyacrylonitrile合成繊維を作るのに用いられるアクリロニトリル重合体

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化学辞典 第2版 「PAN」の解説

PAN
ピーエーエヌ

】1-(2-pyridylazo)-2-naphthol(1-(2-ピリジルアゾ)-2-ナフトール)の略称.C15H11N3O(249.27).2-ナフトールに2-ピリジンアゾニウム塩をカップリングさせると得られる.橙黄色の針状結晶.融点137 ℃.水に難溶,有機溶媒に可溶.Zn,Cd,Cu,InなどのEDTA滴定における金属指示薬,また,V,Co,Pd,Rh,Fe2+ の比色定量用試薬として用いられる.[CAS 85-85-8]【】peroxyacetyl nitrate(硝酸ペルオキシアセチル)の略称.CH3CO・OONO2(121.05).光化学スモッグの有害成分の一つ.眼を刺激する.また,10 ppb の低濃度でも作物に損傷を与える.[CAS 2278-22-0][別用語参照]オキシダント 【】polyacrylonitrile(ポリアクリロニトリル)の略称.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「PAN」の意味・わかりやすい解説

PAN
ピーエーエヌ
peroxy acyl nitrate

パーオキシ・アシル・ナイトレート化合物類を総じて呼ぶ略称。オゾン,アルデヒド類とともにオキシダントの一種で,一般にその2~8%を占めるとされる。オレフィン系の炭化水素窒素酸化物により生成されやすいとする実験報告がある。刺激性や酸化力が強く,人間の眼やのどを刺激するが,その強さはホルムアルデヒドの 200倍ともいわれる。植物にも被害を与え,感受性の高い植物では 0.01ppmで5時間曝露すると,葉の下面が褐色に変色してネクロシスを生じ,組織が破壊される。なお PANの類でパーオキシ・ベンゾイル・ナイトレートが見つかったが,これはホルムアルデヒドの 200倍の眼刺激があるとされ,光化学スモッグの眼,のどなどの痛みの主因ではないかと検討されている。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「PAN」の解説

PAN

米マサチューセッツ工科大学(MIT)で実験、研究が進められている、人体を媒体としてデータ伝送を行う技術。米IBM社が提唱している10億分の1アンペアという微弱な電流を使うため、人体への影響はほとんどない。握手するだけでお互いの情報を交換する、ドアノブに触れるだけで施錠する扉など、さまざまな用途への応用が期待されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「PAN」の意味・わかりやすい解説

PAN
ぱん

パーソナル・エリア・ネットワーク

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内科学 第10版 「PAN」の解説

PAN

polyarteritis nodosa,結節性多発動脈炎

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世界大百科事典(旧版)内のPANの言及

【湖沼】より

…ハンガリーのベーレン湖など。(8)風食作用によるもの 南アフリカのトランスバール地方で,乾燥しているため,地表が風で削られた凹地に水のたまった湖で,パンpanと呼ばれているものなどがある。
[湖盆形態]
 湖盆の形態は成因,湖沼の発達の程度によってひじょうに異なる。…

【オキシダント】より

…光化学反応によって大気中に生成されるガス状物質のうち,二酸化窒素を除いた酸化性物質の総称。自動車や工場から放出された炭化水素などの反応性有機物質と窒素酸化物に,太陽光線中の紫外線が照射されると,光化学反応によってオゾン,パーオキシアセチルナイトレート(PAN(パン))などの過酸化物ができる。オキシダントはオゾンを主成分とし,アルデヒドやアクロレインなどの還元性物質や硫酸ミストなどのエーロゾルとともに光化学スモッグを引き起こす。…

【光化学スモッグ】より

…光化学スモッグとは,光化学オキシダントが大気中で生成し,逆転層の形成や風が弱く太陽光線が適度に強く気温が高いなどの気象条件によって,地表での光化学オキシダント濃度が高くなる現象をいう。光化学オキシダントoxidantは酸素よりも酸化力が強く中性ヨードカリ溶液中のヨードカリを酸化してヨードを遊離させる大気中物質を総称する呼名で,その大部分はオゾンO3であり,パーオキシアセチルナイトレートperoxyacetilnitrate(PAN),パーオキシベンゾイルナイトレートperoxybenzoylnitrate(PBzN)などの過酸化物も微量含まれている。オゾンは,一酸化窒素NOや二酸化窒素NO2(双方合わせてNOxと表す)が炭化水素と複雑な光化学反応を行って,放出される。…

※「PAN」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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