入浴剤(読み)ニュウヨクザイ(英語表記)bath products

デジタル大辞泉 「入浴剤」の意味・読み・例文・類語

にゅうよく‐ざい〔ニフヨク‐〕【入浴剤】

風呂の湯に入れる粉末または液体。色や香りを楽しんだり、体を温めるなど健康増進効果を期待するもので、湯の花植物海藻を使用したもののほか、合成剤など多く種類がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「入浴剤」の意味・わかりやすい解説

入浴剤
にゅうよくざい
bath products

入浴剤は,浴槽の湯の中に溶かして使うもの。香りも色もさまざまだが,効果は,身体が温まる,疲労回復,肩こり神経痛腰痛冷え性など,ほとんど同じである。有名温泉の名前を付けた製品もあるが,成分は温泉を再現したものではない。多くは炭酸水素ナトリウムなどの無機塩類がベースで,炭酸塩有機酸の反応により炭酸ガスを発生させるタイプ,最近話題となっている白濁タイプの製品もある。この人気の背景には,温泉ブームや健康志向の高まりが反映し,入浴そのものの効果が注目されたことも影響している。自然の入浴剤としては古くから菖蒲湯柚子湯などがある。

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世界大百科事典(旧版)内の入浴剤の言及

【浴用剤】より

…入浴の際に用いる医薬部外品,医薬品などをいう。入浴剤ともいう。入浴によって血液の循環を良くし,新陳代謝機能を高め,皮膚を清潔にするという効果をいっそう高めるだけでなく,保湿,保温,ストレス解消などのほか皮膚疾患や肩こり,腰痛,神経痛,リウマチなどに対する有効性を目的とする。…

※「入浴剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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