日本歴史地名大系 「入間川陣跡」の解説
入間川陣跡
いるまがわのじんあと
文和二年(一三五三)七月将軍足利尊氏は鎌倉から上京するときに、東国の統治と新田氏ら南朝方に対する押えのために入間川に陣営を設け、鎌倉公方足利基氏に執事畠山国清を付けて滞陣させた。以後基氏は貞治元年(一三六二)に当陣を離れるまで入間川殿と称された(「鎌倉大日記」生田繁氏蔵)。陣が置かれたのは入間川右岸の高台上、現入間川二丁目の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報