全天候機(読み)ゼンテンコウキ(その他表記)all-weather aircraft

デジタル大辞泉 「全天候機」の意味・読み・例文・類語

ぜんてんこう‐き【全天候機】

夜間または悪天候下でも、離着陸飛行に耐えうる装備性能をもった航空機

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精選版 日本国語大辞典 「全天候機」の意味・読み・例文・類語

ぜんてんこう‐き【全天候機】

  1. 〘 名詞 〙 航空機の一種レーダーを装備し、夜間や気象条件の悪い視界のきかない場合にも飛行できるもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「全天候機」の意味・わかりやすい解説

全天候機
ぜんてんこうき
all-weather aircraft

夜間や悪天候時にも作戦行動ができる軍用機爆撃機哨戒(しょうかい)機のような大型機ではそれが常識なので、おもに戦闘機攻撃機など小型の戦闘用機を分類するのに用いられた。全天候戦闘機は、レーダー誘導式空対空ミサイルを装備できることがいちおうの基準とされたが、現在ではそれが普通になったので、こうした呼び方はあまり使われなくなっている。攻撃機は、目標を目視せずに正確な攻撃ができる電子装置をつけたものに全天候の名が冠されており、練習機をベースにした軽攻撃機とは一線を画している。

[藤田勝啓]

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