八代亜紀(読み)やしろあき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八代亜紀」の意味・わかりやすい解説

八代亜紀
やしろあき

[生]1950.8.29. 熊本,八代
[没]2023.12.30. 東京
歌手タレント画家本名橋本明代。ハスキーな歌声で数々のヒット曲を歌い,「演歌女王」と呼ばれた。
中学校卒業後,バスガイドとして就職。家族の反対を押し切って上京し,銀座のクラブ歌手となる。1971年『愛は死んでも』でデビュー。1973年『なみだ恋』が 120万枚の大ヒットとなり,1979年には代表曲『舟唄』を発表。1980年『雨の慕情』で日本レコード大賞を受賞した。2012年にジャズアルバム『夜のアルバム』を発売し,世界 75ヵ国に同時配信。2022年にはフランスのパリ日本文化会館で公演。幼少時から絵画にも親しみ,フランスの美術展「ル・サロン」で 5年連続入選を果たし,永久会員となる。ボランティア活動にも熱心で,1981年から全国の女子刑務所慰問。2011年の東日本大震災後や 2016年の熊本地震後には被災地を訪れ,無料コンサートや義援金の寄付などを行なった。2010年文化庁長官表彰,2021年松尾芸能賞大賞。2016年日本モンゴル文化大使に就任

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八代亜紀」の解説

八代亜紀 やしろ-あき

1950- 昭和後期-平成時代の歌手。
昭和25年8月29日生まれ。中学卒業後クラブなどでうたい,昭和46年レコードデビュー。47年テレビ「全日本歌謡選手権」に優勝し注目された。48年「なみだ恋」がヒット,ついで「ともしび」「恋歌」「舟唄」などのヒットをはなつ。55年「雨の慕情」でレコード大賞。フランスのル・サロン展に5年連続入選して永久会員になるなど画家としても活躍。熊本県出身。本名は増田明子(旧姓橋本)。

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367日誕生日大事典 「八代亜紀」の解説

八代 亜紀 (やしろ あき)

生年月日:1950年8月29日
昭和時代;平成時代の歌手

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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