六条河原(読み)ロクジョウガワラ

デジタル大辞泉 「六条河原」の意味・読み・例文・類語

ろくじょう‐がわら〔ロクデウがはら〕【六条河原】

京都市五条六条との間の鴨川べり一帯。中世ごろまで罪人などの処刑地。

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精選版 日本国語大辞典 「六条河原」の意味・読み・例文・類語

ろくじょう‐がわらロクデウがはら【六条河原】

  1. 京都市、鴨川の六条と五条の間の河原をいう。平安末期から室町時代にかけて、罪人の処刑場、さらし場となった。
    1. [初出の実例]「獄より引出され、六条河原にて誅せらる」(出典:平家物語(13C前)二)

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日本歴史地名大系 「六条河原」の解説

六条河原
ろくじようがわら

六条大路東末の鴨川河原の称であるが、橋はなく、現在の五条大橋以南、正面しようめん通辺りまでをいう。

百錬抄平治元年(一一五九)一二月二六日条に「信頼兵乗勝襲来、合戦于六条河原、信頼・義朝等敗北」とあるように、平治の乱には戦場となったが、「平家物語(長門本)によれば、木曾義仲が寿永二年(一一八三)一一月一九日に打取った天台座主明雲、園城おんじよう寺長吏慶法などの首を、「木曾六条河原に出て、昨日斬る所の頸とも竹に結びて懸させたり」とある。

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