デジタル大辞泉 「兼ねる」の意味・読み・例文・類語
か・ねる【兼ねる】
1 一つで二つ以上の働きをする。
㋐一つの物が二つ以上の働きを合わせもつ。一つの物が二つ以上の用をする。「大は小を―・ねる」「書斎と応接間とを―・ねた部屋」
㋑一人が二つ以上の職を受け持つ。他の仕事も合わせ行う。兼任する。「首相が外相を―・ねる」「商用を―・ねて上京する」
2 一方だけでなく、他方まで考える。遠慮する。はばかる。「気を―・ねる」
「母親が兄の手前を―・ねて折り折り
3 将来のことまで考える。予想する。予定する。
「
4 他の動詞の連用形に付いて用いる。
㋐…しようとして、できない。…することがむずかしい。「納得し―・ねる」「何とも言い―・ねる」
㋑(「…かねない」などの形で)…するかもしれない。…しそうだ。「悪口も言い出し―・ねない」