内教(読み)ナイキョウ

精選版 日本国語大辞典 「内教」の意味・読み・例文・類語

ない‐きょう‥ケウ【内教】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏家で、外道(げどう)または他教に対して、仏の教えをいう。また、それを示した教典内典。⇔外教(げきょう)
    1. [初出の実例]「内教曰 不黒闇之後来徳天之先至」(出典万葉集(8C後)五・悲歎俗道仮合即離易去難留詩序)
    2. [その他の文献]〔翻訳名義集‐六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の内教の言及

【外道】より

…サンスクリットの原語は(anya‐)tīrthakaであって,(その宗教より)以外の宗教およびその信者,すなわち異教,異教徒を意味している。外道に対して,仏教はみずからを内道(ないどう),内教,内法などと言う。しかし,仏典中に用いられた外道の意味は必ずしも前述のように広くはなく,主として,古代インドにおけるものを指しており,六師外道,九十五種外道などすべてインドの外道である。…

※「内教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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