日本歴史地名大系 「内海浦」の解説
内海浦
うちうみうら
内海の沿岸部に点在する集落を総合した浦。北は延長約一四キロの細長い
慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の宇和郡の項に「内海浦 茅山有」と村名がみえる。宇和島藩領。
太閤検地の石高は二〇八石七斗で、耕地は田五九パーセント、畑四一パーセントの比率であるが、寛文検地では石高は三三パーセントも減少し、耕地の比率は田四二パーセント、畑六八パーセントと逆転している。当浦を構成する枝浦の規模を、元禄一三年(一七〇〇)より定免となった年貢高で比較すると、中浦五五パーセント、赤水二六パーセント、家串一三パーセント、平碆五パーセント、柏崎一パーセントとなっており、魚神山の記述はない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報