内部牽制組織(読み)ナイブケンセイソシキ(その他表記)internal check system

デジタル大辞泉 「内部牽制組織」の意味・読み・例文・類語

ないぶけんせい‐そしき【内部×牽制組織】

企業などで不正誤謬ごびゅう発生事前に防止するために、一つの会計処理・事務処理を二人以上に分割して担当させ、自動的に照合するように仕組んだ組織

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「内部牽制組織」の意味・読み・例文・類語

ないぶけんせい‐そしき【内部牽制組織】

  1. 〘 名詞 〙 企業の内部を統制する組織。狭義には、会計上の虚偽や不正を防ぐための自動的な事務管理広義には、日常事務一般において虚偽と不正を防止し、事務能力の向上を図るためのもの。一つの事務処理に対して二人以上に責任をもたせたりする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内部牽制組織」の意味・わかりやすい解説

内部牽制組織
ないぶけんせいそしき
internal check system

企業の各種の業務係員に分担させ,相互に牽制させることにより不正誤謬の発生を未然に防止し,または発見しうるように構成された業務管理組織をいう。その主目的は,企業の資産を保全するとともに,会計記録の正確性を確保することにあるが,事務や業務の実施の能率化,むだや浪費チェックなどにも役立つ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android