内部牽制組織(読み)ナイブケンセイソシキ(その他表記)internal check system

デジタル大辞泉 「内部牽制組織」の意味・読み・例文・類語

ないぶけんせい‐そしき【内部×牽制組織】

企業などで不正誤謬ごびゅう発生事前に防止するために、一つの会計処理・事務処理を二人以上に分割して担当させ、自動的に照合するように仕組んだ組織

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精選版 日本国語大辞典 「内部牽制組織」の意味・読み・例文・類語

ないぶけんせい‐そしき【内部牽制組織】

  1. 〘 名詞 〙 企業の内部を統制する組織。狭義には、会計上の虚偽や不正を防ぐための自動的な事務管理広義には、日常事務一般において虚偽と不正を防止し、事務能力の向上を図るためのもの。一つの事務処理に対して二人以上に責任をもたせたりする。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内部牽制組織」の意味・わかりやすい解説

内部牽制組織
ないぶけんせいそしき
internal check system

企業の各種の業務係員に分担させ,相互に牽制させることにより不正誤謬の発生を未然に防止し,または発見しうるように構成された業務管理組織をいう。その主目的は,企業の資産を保全するとともに,会計記録の正確性を確保することにあるが,事務や業務の実施の能率化,むだや浪費チェックなどにも役立つ。

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