精選版 日本国語大辞典 「冷腹」の意味・読み・例文・類語 ひえ‐ばら【冷腹】 〘 名詞 〙 冷気にあたって、腹が痛くなったり、下痢をしたりすること。また、その腹ぐあい。[初出の実例]「海原のそれにはあらでひへ腹にをきの石とや是を申さん」(出典:狂歌・古今夷曲集(1666)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「冷腹」の意味・わかりやすい解説 冷腹 (ひえばら) 夜間など,腹部の保温が不十分なためにひき起こされる腹部症状をいう。寒冷刺激が自律神経を介して消化管の運動,分泌障害をひき起こし,腹部の冷感と下痢,腹痛などの症状をもたらす。ときに日常腹部の冷感を感ずる人がある。多くが腹部不快感,腹鳴,便通異常を伴っている。適宜な運動,皮膚の鍛練など自律神経の強化を図るとよい。腹帯,懐炉などによる保温も効果がある。執筆者:福富 久之 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by