(読み)ハネ

デジタル大辞泉 「刎」の意味・読み・例文・類語

はね【×刎】

[接尾]《「跳ね」と同語源》助数詞かぶとなどを数えるのに用いる。とう
よろひ二領に兜二―」〈謡・碇潜

ふん【刎】[漢字項目]

[音]フン(慣) [訓]はねる
首をはねる。「刎頸ふんけい刎死自刎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「刎」の読み・字形・画数・意味


6画

[字音] フン
[字訓] くびきる・きる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は勿(ふつ)。〔説文新附〕四下に「剄(くびき)るなり」と訓する。〔礼記、檀弓下〕に、天子の葬に至らざる者は刎るという規定がある。自ら死することを自刎、死生を相約する友を「刎頸の交(まじ)わり」という。

[訓義]
1. くびはねる、くびきる、きる。
2. 自ら首きる。
3. さく、はなす。

[古辞書の訓]
名義抄〕刎 ハヌ・キル・カクス 〔字鏡集〕刎 ハヌ・コロス・キル・サク・カシラキル・カクス

[熟語]
刎脚・刎頸刎刑・刎死・刎
[下接語]
自刎

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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