別報(読み)ベッポウ

デジタル大辞泉 「別報」の意味・読み・例文・類語

べっ‐ぽう【別報】

別の知らせ。別の報道
仏語。同じ人間に生まれたという共通果報を総報というのに対し、貧富・貴賤・男女など個別的な差異として現れた果報。満果。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「別報」の意味・読み・例文・類語

べっ‐ぽう【別報】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 別にしらせること。また、そのしらせ。ほか報告
    1. [初出の実例]「此の際省略せる中間部隊には速かに別報し」(出典:作戦要務令(1939)一)
  3. 仏語。前世業因による果報のうち、個別的な差別のすがたをとる報をいう。たとえば同じ人間として生まれた者でも、男女・貧富の差別があること。
    1. [初出の実例]「夫衆生為別報之体、国土為共報之用」(出典教行信証(1224)四)
    2. [その他の文献]〔大乗義章‐八末〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android