デジタル大辞泉 「作戦要務令」の意味・読み・例文・類語 さくせんようむ‐れい〔サクセンエウム‐〕【作戦要務令】 旧日本陸軍が昭和13年(1938)に作成した一般将校のための戦術指導書。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「作戦要務令」の意味・わかりやすい解説 作戦要務令 (さくせんようむれい) 旧日本軍において,陣中勤務と諸兵連合の戦闘に関し,訓練および戦時に準拠すべき事項を示したもの。1938年板垣征四郎陸相のとき,軍令陸19号として出された。内容は綱領,総則,戦闘序列軍隊区分,指揮および連絡,情報,警戒,行軍,通信,輸送,衛生,宣伝,秘密戦などにわたっている。〈必勝の信念〉〈軍紀〉〈独断〉〈攻撃精神〉の強調など,日本軍隊の建前が特徴的に示されている。執筆者:雨宮 昭一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「作戦要務令」の意味・わかりやすい解説 作戦要務令さくせんようむれい 1938年に日本陸軍によって制定された部隊の教育,戦闘諸原則について述べた命令。夜間戦闘と近接戦闘を重視した。4部に分れ第3,4部は 40年になって発布されたが,第4部だけは対ソ連軍戦闘法を述べていたために極秘扱いとされた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by