別天神(読み)ことあまつかみ

精選版 日本国語大辞典 「別天神」の意味・読み・例文・類語

こと‐あまつかみ【別天神】

〘名〙 天地開闢(かいびゃく)初め高天原(たかまがはら)に現われたと「古事記」でいう、天つ神うちでも別格の神。天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)可美葦牙彦舅神(うましあしかびひこじのかみ)天常立神(あまのとこたちのかみ)五柱の神の総称
※古事記(712)上「上(かみ)の件(くだり)の五柱(いつはしら)の神は、別天神(ことあまつかみ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「別天神」の意味・わかりやすい解説

別天神【ことあまつかみ】

古事記》の冒頭に記載された,高天原(たかまがはら)に生じた神。天御中主(あめのみなかぬし)神高皇産霊尊神皇産霊尊,宇麻志阿斯訶備比古遅(可美葦芽彦舅)(うましあしかびひこじ)神,天之常立(あめのとこたち)神の5神を総称。《日本書紀》には記載しない。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android