日本歴史地名大系 「割野・大割野」の解説 割野・大割野わりの・おおわりの 新潟県:中魚沼郡津南町下船渡村割野・大割野[現在地名]津南町下船渡 割野・大割野中津(なかつ)川が信濃川右岸に合流する三角地帯にある。下船渡(しもふなと)村の枝村。西は信濃川が滝状をなして流れる総滝(そたき)を挟んで外丸(とまる)村押付(おしつけ)。南東の大割野は割野新田とも記され、割野の枝村で、善光寺道が通る。現在は押付との間の信濃川橋を通じて川西の信州道と川東の善光寺道とが連絡している。地名は、中津川が信濃川に合流する氾濫原にあるため、割地していたことにかかわると考えられ、大割野地内にギ割・大割・高割(たかわり)などの地名が残る。正保国絵図に「割野村」高七〇石余がみえる。天和三年郷帳では高一〇三石一斗余、割野新田高九九石一斗余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報