改訂新版 世界大百科事典 「劉家峡」の意味・わかりやすい解説
劉家峡 (りゅうかきょう)
Liú jiā xiá
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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中国、黄河上流の峡谷。甘粛(かんしゅく)省蘭州(らんしゅう)の南西、臨夏(りんか)回族自治州の中央部、洮(とう)河、大夏(だいか)河が流入する付近をいう。黄河上流は狭窄(きょうさく)な河道と安定した岩盤をもつ峡谷が連続し、水位の落差も大きく、また黄土地帯を通過する中流以下に比べて砂泥含有量が少ないため、1958年青銅峡ダムの建設が着手されたのをはじめとして、劉家峡、塩鍋(えんか)峡、八盤峡に相次いで総合的開発を目ざす多目的ダムが建設され、現在竜羊(りゅうよう)峡にも建設が進んでいる。なかでも劉家峡ダムは、第一次五か年計画の一環として計画され、64年着工し74年完成した。高さ147メートル、長さ840メートル、容量57億立方メートルと、黄河流域で最大の規模をもつダムで、発電能力も116万キロワットと水力では最大を誇り、西北地区の各地へ電力を供給している。
[秋山元秀]
…なお,伝統工芸品として,祁連山脈の玉石を原料とした酒泉の〈夜光杯〉などの玉製品や天水の漆製品が知られている。黄河の蘭州上流にある劉家峡には,長さ840m,高さ147mのダムが建設され,1225MWの出力を有する大型水力発電所と上流へ65kmもひろがる大人造湖がある。 交通面では解放後の鉄道建設にめざましいものがあり,蘭州を中心にして,陝西,河南地方から遠く黄海の連雲港にまでのびる隴海鉄道,北西の新疆地方への蘭新鉄道,北は内モンゴルの包頭(パオトー)への包蘭鉄道,西の青海省西寧にのびる蘭青鉄道がみられ,1995年には蘭新鉄道の武威~ウルムチ間の複線化が完成した。…
※「劉家峡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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