功能(読み)クノウ

デジタル大辞泉 「功能」の意味・読み・例文・類語

く‐のう【功能】

仏語。よい結果をもたらす働き。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「功能」の意味・読み・例文・類語

こう‐のう【功能・効カウ能】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 功能 ) はたらきとうでまえ。功績才能
    1. [初出の実例]「永被停止件山預、尽功能以神戸預等子弟、長奉件預」(出典光明寺古文書‐天慶九年(947)八月二六日・伊賀国神戸長部解案)
    2. [その他の文献]〔漢書‐杜欽伝〕
  3. よい結果を生じさせるはたらき。ききめ。しるし。効験。
    1. [初出の実例]「功能欲效雲先潤。爕理応知樹不寒」(出典:菅家文草(900頃)二・相府文亭始読世説新書)
    2. 「この赤水は、極純潔の心を以て用ひざれば、効能あらずとぞありける」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)

く‐のう【功能】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「く」は「功」の呉音。功用能力の意 ) はたらきかける力。作用。また、ききめ。効験。こうのう。くうのう。
    1. [初出の実例]「功能出於般若、饒益伝於倶縛」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・為盲僧真救供養率都婆願文〈大江匡衡〉)
    2. 「陀羅尼の功能(クノウ)目出(めでた)くこそ覚ゆれ」(出典:米沢本沙石集(1283)九)

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普及版 字通 「功能」の読み・字形・画数・意味

【功能】こうのう

はたらき。〔漢書、宣帝紀〕上(しやう)、始めて事を親(みづか)らす。~五日に一たび事を聽く。丞相より以下、各を奉じて事を奏し、以て其の言を傅奏し、功能を考試す。

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