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加助騒動 かすけそうどう

世界大百科事典 第2版の解説

かすけそうどう【加助騒動】

1686年(貞享3)10月,信濃国松本藩に起こった百姓一揆で,中心人物が多田加助(嘉助)であったことからこの名がある。貞享3年が凶作であったことから,日ごろの重税の不満を5項目にまとめて庄屋連がまず奉行所に愁訴した。年貢納入の際の籾(もみ)踏みの廃止,納め籾を1俵5斗入りで五分摺りの2斗5升とすること,大豆の金納相場を下げること,差し米の廃止,城米輸送は領分境までにすることなどであった。庄屋連の出訴に励まされて一般農民も蜂起し,特権商人の打毀(うちこわし)もしながら城門に迫った。

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世界大百科事典内の加助騒動の言及

【打毀】より

…しかも農民内部の階層分化の進展によって,それまでの訴願・逃散(ちようさん)から大衆強訴・蜂起へと闘争形態も新たな展開をみせた。1686年(貞享3)の信濃松本藩(多田加助騒動)は全藩的強訴の最初であり,動員された一揆勢はこのとき松本城下の有力商人を打ち毀した。96年(元禄9)の但馬出石藩一揆では藩権力と結託した城下豪商を打ち毀したが,打毀軒数の多さとその徹底ぶりにおいて注目される。…

※「加助騒動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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