コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

加助騒動 かすけそうどう

1件 の用語解説(加助騒動の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

かすけそうどう【加助騒動】

1686年(貞享3)10月,信濃国松本藩に起こった百姓一揆で,中心人物多田加助(嘉助)であったことからこの名がある。貞享3年が凶作であったことから,日ごろの重税の不満を5項目にまとめて庄屋連がまず奉行所に愁訴した。年貢納入の際の籾(もみ)踏みの廃止,納め籾を1俵5斗入りで五分摺りの2斗5升とすること,大豆の金納相場を下げること,差し米の廃止,城米輸送は領分境までにすることなどであった。庄屋連の出訴に励まされて一般農民も蜂起し,特権商人の打毀(うちこわし)もしながら城門に迫った。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の加助騒動の言及

【打毀】より

…しかも農民内部の階層分化の進展によって,それまでの訴願・逃散(ちようさん)から大衆強訴・蜂起へと闘争形態も新たな展開をみせた。1686年(貞享3)の信濃松本藩(多田加助騒動)は全藩的強訴の最初であり,動員された一揆勢はこのとき松本城下の有力商人を打ち毀した。96年(元禄9)の但馬出石藩一揆では藩権力と結託した城下豪商を打ち毀したが,打毀軒数の多さとその徹底ぶりにおいて注目される。…

※「加助騒動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

加助騒動の関連キーワード信濃路松本浅井洌一運伊藤軍兵衛菅谷司馬戸田光悌水野忠周水野忠直水野忠恒

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone