加藤和彦(読み)かとう かずひこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤和彦」の解説

加藤和彦 かとう-かずひこ

1947-2009 昭和後期-平成時代の作曲家,音楽プロデューサー。
昭和22年3月21日生まれ。昭和41年竜谷大在学中に北山修(のち精神科医・九大教授)とザ・フォーク・クルセダーズを結成,42年「帰って来たヨッパライ」が大ヒット。のちサディスティック・ミカ・バンドをへてソロ活動にはいり「パパ・ヘミングウェイ」などを発表。平成21年10月17日軽井沢のホテルで首をつって死亡しているのが発見された。62歳。京都出身。

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百科事典マイペディア 「加藤和彦」の意味・わかりやすい解説

加藤和彦【かとうかずひこ】

作曲家,歌手,プロデューサ。京都市に生まれる。龍谷大学在学中にフォーク・クルセイダーズメンバーとなり,1967年,自らが作曲した〈帰って来たヨッパライ〉が大ヒットとなる。その後,サディスティック・ミカバンドを結成,ロックからレゲエ琉球音楽などを融合する実験精神にあふれるサウンドづくりを展開。1977年,作詞家の安井かずみと再婚し,多くの作品を発表するが,1994年に死別する。晩年は鬱病に苦しんだといわれる。

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