… 瀬戸の磁祖と仰がれる加藤民吉(1772‐1824)が1804年(文化1)肥前に赴いて磁器の技法を学び,07年新製染付焼を瀬戸で開始するに及んで,磁器生産が急速に瀬戸・美濃一帯にひろがり,藩の保護政策を得て盛況を取り戻した。以後,幕末までに川本塐仙堂,加藤五助らの良工の手で技術改良が加えられ,また加藤春岱(しゆんたい)(1802‐77)らの名工も出た。すでに1858年(安政5)ころから瀬戸,美濃において舶来洋食器を試作,海外雄飛を企図し始めていたが,明治維新によって藩政の庇護を失った陶業者は困窮に陥り,混乱をみるにいたった。…
※「加藤春岱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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