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監軍(読み)カングン

世界大百科事典 第2版の解説

かんぐん【監軍】

(1)陸軍の検閲軍令事項執行機関。参謀本部独立8日後の1878年12月13日に監軍本部条例により創設。監軍は,1868年東征時に兵隊の監視を任務とした軍監の機能,71年創設の陸軍三兵本部のもつ軍隊の教育・軍紀・風紀などの監視指導の任務を受け継いだほか,平時における検閲・軍令事項の執行,戦時における師団司令長官要員としての任務を有した。監軍本部の創設は統帥権独立制度の一環として行われた。本部長はなく,東・中・西各部の3監軍部長(谷干城野津鎮雄三浦梧楼の各中将)が合議で部内を統轄した。

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大辞林 第三版の解説

かんぐん【監軍】

軍隊の監督をする職。いくさめつけ。軍監。

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世界大百科事典内の監軍の言及

【軍団】より

…軍団司令部は,通常戦術指揮のみの機能をもち,人事,兵站(へいたん)等の管理機能はもたない。旧日本陸軍においては1885年東・西・中の3監軍部をつくり,この長である監軍は天皇に直隷して管下の2個鎮台(全国を6区分して置かれた軍隊)を管掌し,有事には軍団長として管下の鎮台で編成する2個師団を指揮することとされたこともあったが,実際には軍団にかわり〈〉が編成された。自衛隊では軍団に相当する編制はなく,方面隊が数個師団を指揮している。…

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