動物催眠(読み)ドウブツサイミン

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精選版 日本国語大辞典 「動物催眠」の意味・読み・例文・類語

どうぶつ‐さいみん【動物催眠】

  1. 〘 名詞 〙 おさえたり、つかんだりするなどの人為的な刺激により、動物の随意運動が突然停止し、その刺激をやめたあともその位置のままで不動の状態を継続する現象。大脳が関与しない反射現象で、擬死催眠術とは異なり、外部からの強い刺激により直ちに中断されることが特徴軟体動物節足動物脊椎動物など比較的高次体制をもつ動物にみられる。

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世界大百科事典(旧版)内の動物催眠の言及

【催眠】より

… 暗示によって姓名など記憶を失ってしまう催眠性健忘や催眠中に暗示された行為を催眠からさめた後に実行し,本人もその理由がわからないといった後催眠行動など,複雑な催眠現象を包括して説明する理論は,現在のところまだ提出されていないが,生理学的な理論として,大脳の制止効果による部分的睡眠説や条件反射の一種とする条件反応説があり,心理学的理論として,設定された目標を達成しようとしたり,暗示によって示される役割を積極的にとろうとする目標努力説,役割説や精神分析学を援用した感情転移説などがある。なお,体の一部を強く圧迫されたり,強制的に拘束された動物が不動状態を呈し,これを動物催眠animal hypnosisと呼ぶこともあるが,人間の催眠とは区別すべきである。催眠療法無意識【秋谷 たつ子】。…

※「動物催眠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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