(読み)ほう

精選版 日本国語大辞典 「匏」の意味・読み・例文・類語

ほうハウ【匏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 八音の一つ。瓢(ひさご)を主要部分とする楽器一種。笙(しょう)の類。
    1. [初出の実例]「八音の事。〈略〉金は鐘、〈略〉匏は笙、土は塤、革は鼓、木は柷也」(出典:御伽草子・鴉鷺合戦物語(室町中))
    2. [その他の文献]〔爾雅翼‐釈草八・匏〕
  3. 笙の部分名称の一つ。長さの異なる一七本の竹管をさし込む椀状の部分。「つぼ」「かしら」ともいう。

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普及版 字通 「匏」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓] ひさごふくべ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。〔説文九上に「(ひさご)なり」とし、「其の、物をすべきを取るなり」という。夸(こ)はものを刳(く)りぬく用具の中を刳りぬいて、匏壺とする意である。

[訓義]
1. ひさご、ふくべ。
2. ひさごのうつわ、飲器、楽器。

[古辞書の訓]
名義抄〕匏 ヒサゴ 〔立〕匏 ナリヒサゴ

[熟語]
・匏匏琴・匏・匏壺匏勺匏爵匏笙・匏匏尊匏竹匏斗・匏土
[下接語]
苦匏・匏・弦匏・酌匏・笙匏・青匏・陶匏・破匏・鳳匏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「匏」の解説

匏 (ヒサゴ・フクベ)

植物ウリ科のつる性一年草,園芸植物ヒョウタン別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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