北袋町(読み)きたふくろまち

日本歴史地名大系 「北袋町」の解説

北袋町
きたふくろまち

[現在地名]米沢市春日かすが一丁目・同三丁目

土橋どばし町の南東なが町の東、南北の道の両側の下級家臣屋敷町。寛文一二年(一六七二)の惣町軒数目録には町人町として袋町とみえ、軒数七六余、うち無役の奉公人屋敷五五余で川除普請加勢人足のみに出役した。年貢屋敷は一間につき町銀三匁五分で、南東角に所在の検断大乗だいじよう院が取立て、町奉行所に納めていた。享保一〇年(一七二五)の城下書上によれば町の長さ三町五五間・道幅五間・屋敷数五三。ほかに長さ五〇間・道幅九尺・屋敷数三の南横町、長さ四七間・道幅二間・屋敷数四の中横町、長さ四八間・道幅二間・屋敷数一の横町、長さ三〇間・道幅二間・屋敷数一の横町がある。

北袋町
きたふくろちよう

[現在地名]水戸市城東じようとう二丁目

南は新寺しんてら町。川岸通りと石垣いしがき川を隔てるところで、諸士屋敷四軒があった。

北袋町
きたふくろちよう

[現在地名]奈良市北袋町

中御門なかみかど町の西、中御門川と佐保川(多聞川)とに挟まれ、行詰りの町の意で、奈良町南部の袋町に対し「北」をつけるが、単に袋町とも称した(奈良坊目拙解)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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