奈良市街の北東、春日山(花山)と
「万葉集」には藤原京から平城京へ移る時初瀬川から佐保川を舟で遡行した歌がある(→初瀬川)。平城京時代には東の堀川として利用され、天平勝宝八年(七五六)の東西市庄解(正倉院文書)には川幅二丈と記されている。宝亀四年(七七三)の太政官符には佐保川の修理のことが記される。
とあり、左京職に対して、派遣する官使を接待し、人夫らへ与える夫食料を準備すべきことを命じている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報